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富士フイルム、写真フィルムの受注再開も最大88%値上げへ チェキの一部製品も対象
富士フイルムの写真用フィルムと「INSTAX“チェキ”」のカメラ本体、一部フィルムが値上がりする。あわせて、3月から受注を一時停止していたカラーネガフィルム、リバーサルフィルムについて、12日から受注を再開するという。
富士フイルムイメージングシステムは6月7日、写真フィルムと「INSTAX“チェキ”」のカメラ本体、一部フィルムについて値上げすると発表した。あわせて、3月から受注を一時停止していたカラーネガフィルム(135サイズ)、リバーサルフィルム(135/120サイズ)について、12日から受注を再開するという。
対象は、写真フィルムで約13%〜約88%の値上げ。「INSTAX mini LiPlay」が約14%、「INSTAX mini 40」が約12%、「INSTAX WIDE 300」が約17%、「INSTAX mini絵柄フィルム」が約4%価格上昇するという。
値上げ理由について同社は「部材・原材料価格、輸送コスト等の高騰が進む中、生産効率の向上や経費節減などを行い、コスト吸収に努めてまいりましたが、企業努力のみで吸収することが困難であるため」としている。
また、受注を一時停止していたフィルムは「FUJICOLOR 100」や「SUPERIA PREMIUM 400」「X-TRA 400」の135フィルムの他、「Velvia 50/100」「PROVIA 100F」の135/120フィルム。「原材料の調達不足により十分な製品供給を行うことが困難」としていた。
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