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「復旧めど立たず」 クラウドベンダーがランサムウェア被害に 8サービスがダウン、約4日経過
クラウドベンダーのエムケイシステムが提供するサービスで障害が発生している。6月5日から9日午後6時半現在まで、8サービスが利用しにくい状況だ。原因はランサムウェア攻撃という。
クラウドベンダーのエムケイシステム(大阪市)が提供するサービスで障害が発生している。6月5日から9日午後7時現在まで、クラウド型の人事労務向けサービス「DirectHR」など8サービスが利用しにくい状況だ。原因はランサムウェア攻撃。サービス提供に使っているサーバに不正アクセスを受け、データを暗号化されたという。
影響を受けているのは、DirectHRに加え、社会保険労務士向けクラウドサービス「社労夢V3.4」など。一部、バックアップから復旧を進めているサービスもあるが「システム全体の復旧についてはまだめどが立っておらず、調査を継続している」(同社)という。
同社が事態に気付いたのは5日の早朝。同社のデータセンターにあるサーバがダウンしたため、調査したところ、不正アクセスの可能性が浮上した。サーバをネットワークから切り離し、改めて調査したところ、ランサムウェアによる攻撃を受け、データが暗号化されたことが分かったという。
個人情報保護委員会には8日に報告を済ませた。9日時点では、個人情報の漏えいは確認していないという。エムケイシステムは「外部専門家及び警察と連携の上、早期復旧に向け取り組む」としている。
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