TポイントとVポイント統合 “青と黄色”の「Vポイント」に
「Tポイント」と「Vポイント」を統合した新ポイントサービスを2024年春に提供すると発表した。名称は「Vポイント」。SMBCグループのVポイントの名前を引き継ぐと共に、CCCのTポイントのイメージカラーである“青と黄色”をロゴに使った。
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCFG)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)など4社は6月13日、「Tポイント」と「Vポイント」を統合した新ポイントサービスを2024年春に提供すると発表した。
名称は「Vポイント」。SMBCグループのVポイントの名前を引き継ぐと共に、CCCのTポイントのイメージカラーである“青と黄色”をロゴに使った。
Tポイントの生みの親であるCCCの増田宗昭会長は「“T”についてはかなり強い愛着があるが、お客さんにとって、世界各国で使える世界が実現するなら、Vの名前をお借りしたほうがいいのではないか。そしてロゴについては、20年間親しんだ青と黄色を使わせていただいた」と、新名称とロゴについて話した。
Vポイントは、貯めたポイントを特定の加盟店に限らず、Visaブランドの加盟店であればどこでも使えることが特徴だ。SMBCFGの太田純グループCEOは「7000万人のTポイントユーザーが、世界中どこでもポイントを使えるようになる。経済圏を超えた新しいポイントだ」と意義を話した。
1.26億人の日本最大規模のポイントに
Tポイントの有効会員数は1億2600万人、Vポイントは2000万人を数える。単純合計で1.46億人となり、日本最大規模の会員規模となる。また、1年以内に1回以上利用し、複数カードを保有している人を名寄せしたアクティブでユニークな会員数は、Tポイント7000万人、Vポイント1600万人の合計8600万人であることも明らかにした。
24年の新サービスでは、既存のVポイントアプリ同様、スマホのタッチ決済を用いてVisa加盟店でポイントを利用できる。また、ポイントだけでなくクレジットカードや銀行口座からチャージして決済できるPayアプリに進化する。
ポイントを送金できる機能や、ポイントカードを出し忘れてもカード明細から申請すればあとから決済分のポイントを取得できる「あとたま」機能も提供する予定だ。
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