米PayPalは6月14日、スマートフォンなどから安全・簡単にログインする新技術「パスキー」のPayPalへの導入を、日本を含むアジアの一部の市場に拡大すると発表した。米国で導入済みだが、対象エリアを広げる。
パスキーは、端末上で1度設定するだけで、対象のサービスに生体認証でログインできる。サービスごとに毎回ID・パスワードを入力することなく、生体認証が使えるためより安全だ。
FIDOアライアンスとW3Cが共同開発した規格で、PayPalはFIDOアライアンスの創設メンバー。金融サービス企業として最初にパスキー認証を導入した一社という。
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