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キヤノン初のVLOGカメラ「Powershot V10」を試す 自分を映しながらしゃべりたい派にぴったり荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/8 ページ)

キヤノンがとうとうVLOGカメラと銘打ったカメラを開発した。「Powershot V10」である。自分を映しながらしゃべりたい派にはハマりそうだ。

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 キヤノンがとうとうVLOGカメラと銘打ったカメラを開発した。「Powershot V10」である。


小さな四角いボディが印象的なPowershot V10。スタンドを引き出して、それを持ってもらった

 Powershotと言ってるから、コンパクトデジカメの動画機能を強化したものかな、あるいはVLOG向けの機能を追加したものかなと思ってたら、それは間違い。

 実機を使って驚いたのだが、軸足は完全に動画側。静止画と動画のバランスが1:9くらい。静止画も撮れるVLOGカメラなのである。静止画系の機能は思い切り絞り、「これを手にしたら動画を撮ってくれ」と主張してたのだ。

Powershot V10は印籠っぽい?

 Powershot V10は縦長の四角い箱。昭和風の比較をすれば「たばこ一箱とほぼ同じ大きさ」だ。厚みもそんな感じ(他にちょうどよい比較対象を思いつかなかった)。

 デザインや180度回転するモニターで、かつての「Powershot N」を思い出すという人も複数いた(わたしも含む)が、Powershot Nを思い出すような人やタバコの箱サイズと言われてピンとくる人はターゲットじゃないよね、と思ったりはする。


左が「Powershot N2」(2015年発売)、右がPowershot V10。なんとなくテイストは似てる?

 手に持って差し出せば印籠っぽいといえなくもない。


こうして持つと印籠っぽくないですか? 家紋の代わりに大きな目玉のついた印籠

 このPowershot V10。正面上部にカメラ部が収まっている。レンズは19mm相当(静止画時は18mm相当)の単焦点でF2.8。中に入っているのは1型の2000万画素センサーだろうがイメージサークルの関係か、実際に使っているのは約1520万画素となっている。

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