ニュース
Googleアルバムアーカイブ、「7月19日よりご利用いただけなくなります」
Googleは、「アルバムアーカイブ」を7月19日より利用できなくなると告知した。それまでにコンテンツのエクスポートを勧めている。アルバムアーカイブは、2016年にPicasa終了に合わせて誕生したサービスだ。
米Googleは6月17日、一部のユーザーに「アルバムアーカイブに関するお知らせ」というタイトルのメールを送った。メールには「2023年7月19日より、アルバムアーカイブはご利用いただけなくなります」とある。
メールの送信先は、アルバムアーカイブにコンテンツを持っているユーザーのみのようだ。
アルバムアーカイブは、2016年にPicasaをGoogleフォトに統合した際、Picasa、Google+、BloggerなどのGoogleのサービス上で共有または保存されたすべての写真を保管する場所として開設したものだ。
アルバムアーカイブのサイトでも、警告が表示される。
ただ、メールによると、削除されるコンテンツはアルバムアーカイブでのみ表示できていたもので、Bloggerやハングアウト(現Googleチャット)のコンテンツは各サービスで表示できるという。つまり、削除されるのは2018年より前にGmailのテーマ選択ツールにアップロードされた背景画像や小さなサムネイル画像など、ごく一部のものだけのようだ。
心配であれば、7月19日までにアルバムアーカイブを確認し、必要であればデータエクスポートでGoogle Drive、Box、OneDrive、Dropboxなどのクラウドにコンテンツをエクスポートすればいいだろう。
関連記事
- 無制限ではなくなるGoogleフォト、「生涯の思い出のため」にできることを考えてみた
Googleフォトに無制限で高画質コンテンツをアップロードできるのは来年6月末まで。「とりあえずの倉庫」から「生涯の想い出箱」に変わるサービスを長く使うためにできることは? - Google、一般向け「ハングアウト」も11月に完全終了へ
Googleが2013年に提供を開始したチャットサービス「Hangout(ハングアウト)」を11月に完全に終了すると発表した。段階的にハングアウトユーザーに「Google Chat」への移行を告知する。11月には自動的に移行される見込み。 - Google、「Picasa」を「Googleフォト」に統合、5月1日に終了へ
Googleが2004年から提供してきた写真共有サービス「Picasa」を5月1日に終了する。Picasaのアルバムは「Googleフォト」に移行できる。写真サービスを一本化することで、より良い体験を提供できるとしている。 - Google、Google+の「フォト」強化目的で写真と動画の保存/共有サービスOdyseeを買収
Googleが、モバイル端末の写真と動画をユーザーのPCで構築するプライベードクラウドに保存するサービスOdyseeを買収する。OdyseeのチームはGoogle+に参加する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.