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PayPay、他社クレカ締め出し延期 25年1月から 「ユーザーを混乱させ反省」
PayPayは22日、他社クレジットカードによる決済を停止する期日を2025年1月に延期すると発表した。
PayPayは6月22日、他社クレジットカードによる決済を停止する期日を2025年1月に延期すると発表した。これまでは8月1日に開始するとしていたが、ユーザーからの反発を受け、20日のソフトバンク株主総会ではソフトバンクの宮川潤一氏(代表取締役社長執行役員兼CEO)が延期を示唆していた。
PayPayによると、5月に方針を発表した後、他社クレジットカードでPayPayアプリを利用しているユーザーから「様々な意見が寄せられた」という。同社は「一部ユーザーを困惑させる結果になったことを反省している」として、25年1月まで延期するとともに今後1年半を「サービスを徹底的に磨き込む期間にする」としている。
PayPayは5月1日、「PayPayカード」「PayPayカード ゴールド」以外のクレジットカードを利用した決済の停止と、ソフトバンク携帯料金と合算して支払える「まとめて支払い」に2.5%のチャージ手数料を課す方針を発表。Twitterでは「PayPay改悪」などのワードがトレンド入りする事態になっていた。
なお、まとめて支払いのチャージ手数料については、すでに9月に延期することを発表している。
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