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映画チケットは2000円が主流に 値上げ理由は光熱費やキャッシュレス端末などへの投資
帝国データバンクは22日、主要な映画館のおよそ半数が今年に入ってから映画チケットを値上げしたという調査結果を発表した。
帝国データバンクは6月22日、主要な映画館のおよそ半数が今年に入ってから映画チケットを値上げしたという調査結果を発表した。映画鑑賞料金は2000円が標準になりつつあるとしている。
大手シネコンや地域の大規模映画館を運営する企業など50社を調査した。全体の50%近い23社が今年に入ってから映画チケットを値上げしており、2022年の値上げも含めると64%に達した。
いずれも映画チケットの値上げ幅は100円程度だが、昨年は1800〜1900円だったチケットは2000円が標準になりつつあるという。シニア料金やレイトショーも値上がりし、それぞれ1300円、1500円という映画館が増えた。
値上げの理由は運営コストの増加が中心だった。最も多かったのは「水道光熱費の増加」で18社。キャッシュレス決済端末の導入やプロジェクター更新など設備投資を挙げた企業も16社あった。
帝国データバンクは「テーマパークなどサービス価格を引き上げるケースも目立つ中、映画館の料金値上げが利用者に受け入れられるかが今後の注目点となる」としている。
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