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目のピント合わせを外部デバイスにアウトソースしたら“未来”が広がった 「ViXion01」を体験してきた(3/3 ページ)
HOYAからスピンアウトしたViXionが29日からクラウドファンディングを始めた。新製品の“オートフォーカスアイウェア”こと「ViXion01」だ。
いずれは大きなレンズに
使い始める前にキャリブレーションを行う。レンズの位置を目に合わせたら、50cmほど先を見ながらこのダイヤルを回してピントを合わせる。Bluetoothも内蔵し、調整等が行えるアプリの提供も予定している
実は電子制御で厚みが変わるレンズが登場して以降、世界中でいくつものメーカーがViXion01と同様のコンセプトを持つ製品を開発している。南部社長によると「おそらく一番早く量産体制が整った例だろう」という。
今後の見通しとして、特定用途に向けたプロ用製品をいくつか出すこと、そして今後1〜3年のうちに現在より大きなレンズを使った製品を順次投入する考えを明らかにしている。レンズ径はいずれ現在の2倍にできる見通しだというから、より汎用的な製品を望むならしばらく待っても良いかもしれない。
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