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Twitter、閲覧制限について予告しなかったのは「スクレイピング対策を回避させないため」
Twitterの閲覧制限実施で予告しなかったのは、予告すれば悪者に対策回避されてしまう可能性があったからだとオーナーのXが広告主向け公式ブログで説明した。作業が完了したら更新情報を提供するとしている。
Twitterを運営する米Xは7月4日(現地時間)、広告主向けのブログで、数日前に予告なしに閲覧制限を実施したことについて説明した。
閲覧制限の目的は「プラットフォームに害を及ぼすボットやその他の悪人を検出して排除」するためで、予告しなかったのは「事前通知があれば、悪意のある行為者が検出を回避するために動作を変更することが可能になってしまう」からだとしている。
“悪意のある行為者”は、「AIモデル構築のためにTwitterデータをスクレイピング」したり「Twitter上の会話を操作」したりしているという。
Xは、この制限の「広告への影響は最小限に抑えられている」としている。
また、「作業が完了したら更新情報を提供する予定」という。
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