Twitterのトラフィック、Threads開始後に減少──Cloudflare調べ
CDN大手Cloudflareによると、TwitterのトラフィックはMetaがThreadsをリリースした7月初頭に減少したという。一方、Twitterのオーナー、イーロン・マスク氏は、モバイルでの1日当たりの累積ユーザー数は今週最高記録を更新しそうだとツイートした。
「Twitterのトラフィックが急減している」と、米CDN大手Cloudflareのマシュー・プリンスCEOが7月10日、同社の「DNS rankings over time」のグラフの画像を添えて、ツイートおよび(Threadsに)ポストした。
このグラフは、Cloudflareが昨年9月から提供しているRadar Domain Rankings(β)に基づくものだ。ドメインの人気を、単位時間当たりにドメインを検索するユーザーの母集団のサイズを基準にしているという。
グラフによると、米MetaがThreadsをリリースした7月上旬にTwitterのトラフィックが減少している。
Threadsの新規登録者数はリリース後5日で1億人を突破した。
Twitterを運営する米Xは、MetaによるThreadsリリース直後にMetaのマーク・ザッカーバーグCEO宛に提訴すると警告したと報じられた。
Twitterのオーナー、イーロン・マスク氏はTwitter上で、ザッカーバーグ氏をばかにするようなツイートを投稿している。
また、「ThreadsはInstagramから画像を除いたものだが、Instagramを使う人々の主な目的が(画像での)いいね獲得であることを考えると、意味がない」ともツイートした。
Twitterのリンダ・ヤッカリーノCEOはプリンス氏のツイートの数時間後、「Twitterの1日当たりの使用は先週、2月以来最高を更新した」とツイートした。マスク氏はこのツイートに、「iOSとAndroidによって報告されているモバイルでの1日当たりの累積ユーザー数を操作(して偽る)するのは最も困難だ。今週は史上最高記録を達成する可能性があると思う」とリプライした。
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