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ChatGPTで中学1年生向けの数学プリントを自動生成してみた AIは正しい問題を作れるかAIに相談だ!(1/2 ページ)

AIチャットサービス「ChatGPT」に、人間には答えにくい質問や、答えのない問い、ひっかけ問題を尋ねてみたらどんな反応を見せるのか。その反応からAIの可能性、テクノロジーの奥深さ、AIが人間に与える“示唆”を感じ取ってほしい。

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 どんな質問にも“それらしい答え”を返してくれるAIチャットサービス「ChatGPT」。3月には大規模言語モデル「GPT-4」を搭載するなど進化を続けている。では、人間には答えにくい質問や、答えのない問い、ひっかけ問題を尋ねてみたらどんな反応を見せるのか。

 本連載では、ChatGPTにさまざまな問題を投げかけて、どんな答えを返すか試してみる。その反応からAIの可能性、テクノロジーの奥深さ、AIが人間に与える“示唆”を感じ取ってほしい。

数学のプリント作るの面倒だな〜〜

 今回はChatGPTのPython実行機能「Code interpreter」を使って中学1年生向けの計算プリントを自動生成する。ネットを探せば数学の小テスト問題はたくさん配布されているので、それをダウンロードして使うのでも問題ない。しかし、ChatGPTを使えばいちいち探さなくても、ChatGPTを開き、プリント生成を依頼するというシンプルなフローで悩むことなくプリントを作れる。

 また、自宅での自主学習用にプリントを作りたいという場合は、問題をランダム生成できて便利だ。今回は、以下のような入力を試してみた。

質問 ドキュメントを制作してください

  • タイトルは「マイナスの掛け算」
  • 名前記入欄を右上に配置
  • 問題は全10問
  • 問題は「a×b=」の形式
  • 「=」の右隣に回答記入欄を設置
  • a,bはいずれも-9から9までの整数
  • a,bの少なくとも一方は0以下
  • a,bのうち片方が0、もう片方が0未満である問題を含む
  • 同じ形式で、正解が載ったバージョンのドキュメントも制作してください
  • 正解ドキュメントの末尾に「マイナス×マイナスがプラスになる理由」を中学1年生でも分かるように解説した文章を追加
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※この指示では「0×0=」など目的とは異なる問題が生成される可能性があり、指示が不適切
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