ベンチャー企業のDataHax(東京都渋谷区)は、AIカメラだけでコインパーキングを運営・管理できるシステム「電脳パーク」の提供を始めた。駐車中の車をカメラとクラウドサーバーで認識し、入出庫時間や利用料金等などを管理。ロック板や精算機などの設備不要で、1台分のスペースからコインパーキング化できる。
自社開発のアルゴリズムを採用したAIカメラで、駐車スペース内の車両を認識。車両が一定時間駐車すると駐車時間を記録を始め、出庫までの時間を計測して料金を自動計算するため、フラップ板やゲート、ループコイルセンサーなど不要だ。
車両の出入りの映像はリアルタイムでクラウド上にアップされてサーバーで管理。スマートフォンからクレジットカードやPayPayなどでキャッシュレス決済するため、精算機もいらない。
1台分のスペースから利用可能。従来のロック板、ループコイルセンサー、精算機などを設置するパーキング導入コストと比べて5割以上の費用削減が可能という。
第一弾として7月から、直営の「電脳パーク調布柴崎2丁目」(東京都調布市柴崎2丁目31)をオープンした。導入を希望する店舗や施設を募集している。
関連記事
- 車から出ずに駐車料金を支払える タイムズがアプリ内決済に対応
全国のタイムズパーキングが、タイムズ専用アプリ内での駐車料金の支払いに対応した。精算機を使わずに車内で決済できる。 - LiDARを使った駐車場管理システム ロック板やゲートバー不要に
LiDARを使った駐車場向けのシステムが登場。車両が駐車した場所や時間をセンサーが検知することで、従来のコインパーキングのようなロック板やゲートバーの設置が不要になるという。 - ファミマにTeslaの充電器 コンビニ初、「スーパーチャージャー」設置
ファミマの店舗のTeslaのスーパーチャージャー設置。まず所沢で始め、設置店舗を増やしていく。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.