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「マイクのいらない会議室」ゼンハイザーが公開 もう誰かが走り回らなくていい、その仕組みとは?(3/3 ページ)

世界を代表するマイクメーカーであるゼンハイザーが、マイクのいらない会議室を発表しました。どういうことでしょう。実際に見てきました。

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コストは?

 B2B製品なのでコストはそれなりにかかります。例えばTeamConnect Celling Mic2だけでも約90万円程度(オープンプライス)。究極のマイクに金かけろプロダクトともいえます。

 でも、例えば30人収納の会議室で1人1人に3万程度のマイクを設置なんてことを想定すれば、マイク代についてすごく高いわけではないという説明にも納得がいきます。なお、保証期間は5年です。

 この新時代の音響会議室、現状ゼンハイザーエクスペリエンスルームのある新青山ビルの入居者のみ利用できるそうです。こういった貸し会議室などの標準システムとなっていけば、ユーザー体験としては確かに変化していくと思います。なので、会議室のリニューアルなどの際には、一度検討してみる価値があると思います。

 そして一連のデモを振り返ってみると、このシステムはライブなどでは普通に使われている音響システム、つまりPAの仕組みを会議室でも使おうという試みであることが分かってきます。なるほど、ゼンハイザーに技術のアドバンテージがあって当然なわけです。さらにユーザーの体験を良いものにしようという試みもされているわけで、これはさすがゼンハイザーと思わずいってしまう体験でした。

【追記:2023年7月28日18時32分更新 ※TruVoicelift機能の説明を追加しました】

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