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地下鉄の駅構内に「完全無人書店」 日販、秋から実証実験 「書店経営の持続性向上に」

日販が完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」を秋にオープンする。書店が減少する中、低コスト店舗のモデルを確立する考え。

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 出版取次大手の日本出版販売(日販)と丹青社は8月1日、東京メトロ「溜池山王」駅の構内に完全無人の書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」を秋にオープンすると発表した。全国的に書店が減少する中、実証実験を通して低コスト店舗のモデルを確立する考え。

シンプルで開放的な店舗のイメージ

 溜池山王駅の8番出口付近に店舗を設け、午前7時から午後10時まで営業する。利用方法や決済手段など詳細については「改めて発表する」としているが、空間作りで多くの実績を持つ丹青社(東京都港区)を開発パートナーに迎え、完全無人かつスマートな本屋を目指す。

 例えば品揃えは「ニュースアプリのホーム画面のように1分でトレンドが分かる」内容と陳列とし、遠隔接客システムなども活用するという。同日、ティーザーサイトも公開した。

 日販は、全国的に書店数が減少する中、本来であれば経営が成り立つはずの人口の多い地域でも閉店が続いている現状を危惧している。実証実験を通じ、「将来的に人件費高騰や後継者不足といった書店が抱える課題を解決する手段」を提案、経営の持続性向上に貢献したいとしている。


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