検索
ニュース

JAXA「後のせ自動運転システム」開発に参加 レベル4“市場最安値”目指す

JAXAは8日、東海クラリオンとアジア・テクノロジー・インダストリーが開発している「後のせ自動運転システムYADOCAR-i(ヤドカリ)ドライブ」に参画すると発表した。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 JAXAは8月8日、東海クラリオン(TCL)とアジア・テクノロジー・インダストリー(ATI)が開発している「後のせ自動運転システムYADOCAR-i(ヤドカリ)ドライブ」に参画すると発表した。新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ」の一環という。


YADOCAR-iドライブの衛星測位システムを高度化

 YADOCAR-iドライブでは、走行ルートの作成に準天頂衛星「みちびき」などを使った衛星測位を採用している。これにJAXAの測位技術「MADOCA-PPP」を組み合わせ、レベル4の自動運転を実現する考え。

 ATIの長尾朗代表は「衛星測位を最大限利用することにより、システムコストを下げられる」としている。

 YADOCAR-iドライブは、自動車などの既存モビリティに最小限の機材を追加し、自動運転車に変えるプロジェクト。過疎の進んだ町の日常の足、観光地の移動手段などに向け、レベル4の自動運転を市場最安値で提供することを目指している。


YADOCAR-iドライブの仕組み。20km以下の走行、予め設定したルートに限定することで低コストで安全性の高い後付け自動運転システムを目指す

YADOCAR-iドライブのコンセプト

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る