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Apple対Epic訴訟、最高裁での係争中は「反ステアリング規則」は有効との決定
2020年から続くEpic GamesとAppleの訴訟で、Epicが最高裁での係争中はAppleの「反ステアリング規則」を違法とする控訴裁の決定を有効にするよう求めたが、棄却された。
2020年に米Epic Gamesが米Appleを提訴したことで始まった裁判で、米最高裁(SCOTUS)のエレナ・ケーガン判事は8月9日(現地時間)、控訴裁が下したAppleの「反ステアリング規則」が違法だという判断を係争中に有効にするよう求めるEpicの申し立てを棄却した。
反ステアリング規則とは、Appleがアプリ開発者に対し、公式アプリストア(App Store)以外でのアプリ関連代金支払オプションについて告知することを禁じるというものだ。
米第9巡回区控訴裁判所は4月、Appleの主張をほぼ認める一審判決を支持する判決を下したが、反ステアリング規則については違法という判断を示した。Appleはこの判決を不服として7月3日、最高裁に上告した。
この判断が有効になれば、アプリ開発者はApp Storeのアプリのページに、Apple以外の決済システムへの独自のリンクやボタンを表示できるようになり、いわゆる「Apple税」を回避できることになる。
この決定について、本稿執筆現在EpicもAppleも特に声明などは出していない。Epicのティム・スウィーニーCEOは自身のX(旧Twitter)アカウントで、この決定を報じるBloombergの記事に「Apple vs Epicサーガの最新章」とそえたマーク・ガーマン記者のポスト(旧ツイート)をコメントなしでリポスト(旧RT)した。
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