ぐるなびは8月21日、飲食店情報サイト「ぐるなび」の名称を10月2日から「楽天ぐるなび」に変更すると発表した。1996年のサイト開設以来、初の名称変更という。楽天ポイントがたまるサイトとしての認知を拡大し、楽天グループとの連携も強化する。
ぐるなびと楽天グループは2018年に資本業務提携し、会員ID連携をスタート。ネット予約で楽天ポイントをためられるようにした。
2023年8月1日時点で楽天ID連携会員数は750万を突破しており、早期に1000万突破を目指すという今後は、楽天のクーポンサービス「RaCoupon」(ラ・クーポン)を活用したネット予約クーポンの機能の追加や、楽天会員向けの機能強化などを計画している。
ぐるなびの業績は低迷が続く。2023年3月期は、営業損失17億2400万円(前期は営業損失47億8600万円)、純損失22億8600万円(同純損失57億6800万円)を計上している。
関連記事
- “楽天もうダメ説”に三木谷社長がNO 決算会見での質疑応答【全文】
ネット上で見られる楽天の経営危機説を三木谷社長が否定。決算会見で何を語ったか。 - 「楽天ぐるなびデリバリー」終了へ 競争の激化などで
「楽天ぐるなびデリバリー」「楽天ぐるなびテイクアウト」が終了へ。「競争の激化など、市場の成長性や競合環境、収益性を鑑み」た結果。 - 楽天とOpenAI、協業へ 三木谷氏「国全体の効率を20%上げる」
楽天グループの三木谷浩史代表は8月2日、同日から開催している同社のリアルカンファレンス「Rakuten Optimism 2023」において、チャットAI「ChatGPT」やLLM「GPT-4」などを手掛ける、米OpenAIと協業すると発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.