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NTT東、外国からの迷惑電話に相談窓口 “処理水放出”巡って中国からの電話増加か 対応策も案内
NTT東日本は、外国からの発信と思われる迷惑電話が多数発生していることを受け、相談窓口「迷惑電話対策センタ」を設置したと発表した。
NTT東日本は8月29日、外国からの発信と思われる迷惑電話が増えていることを受け、相談窓口「迷惑電話対策センタ」を設置したと発表した。外国からの迷惑電話の軽減に活用できるネットワークサービスや機器などを案内する。電話番号は「0120-325-263」、稼働時間は平日・土日祝日午前9時〜午後5時まで。
中国からの迷惑電話を巡っては同日、松本剛明総務大臣が記者会見で問題に言及。福島第1原発の処理水放出を巡って、中国からと思われる迷惑電話が相次いでいるとし、NTT東・西に顧客向けの対策方法を案内するよう要請していた。
NTT東は「固定電話などにかかってくる国際電話は、外国の通信事業者と直接接続していないため特定の国番号の着信だけを拒否すること、国際電話自体の着信を一律停止することはできない」と説明。代わりの対策として、下記4つの対応を案内している。
(1)電話に出る前に発信者の電話番号を確認できる機能「ナンバー・ディスプレイ」の活用。
(2)着信時の呼び出し音を鳴らすことなく、電話番号が非通知の着信を拒否できる「ナンバー・リクエスト」の活用。
(3)一部の電話機やビジネスフォンが搭載している、ナンバー・ディスプレイを活用した着信の拒否機能の活用。特定の電話番号からの着信を拒否できる場合がある。
(4)ひかり電話で提供している、特定の電話番号からの着信を拒否する「迷惑電話おことわりサービス」の活用。拒否登録は最大30電話番号まで。
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