速報
「Slack AI」今冬登場へ スレッドやチャンネルの要約や検索
Slack Technologiesは、「Microsoft 365 Copilot」や「Duet AI for Google Workspace」のようにチャンネルやスレッドを要約するAI「Slack AI」を発表した。今冬テストを開始する見込みだ。
米Salesforce傘下のSlack Technologiesは9月6日(現地時間)、企業向けコラボレーションツール「Slack」の新機能「Slack AI」のテストを今冬開始すると発表した。スレッドの要約、チャンネルのハイライトの要約、メッセージの検索などを実行する組み込みAIツールだ。
また、Slack内の関連するメッセージやファイル、チャンネルに基づいた回答を求めることもできる。回答の右には、関連する会話へのリンクも表示される。
親会社のSalesforceは3月、Slackのチャットbot「ChatGPT app for Slack」を発表済みだ。
こうしたAI機能としては、米Microsoftの「Microsoft 365 Copilot」や米Googleの「Duet AI for Google Workspace」などがある。
詳細は、Salesforeceが9月12日に開催するカンファレンス「Dreamforce」で発表される見込みだ。
ウェイティングリストにサインナップすると、最新情報を入手できる。
関連記事
- OpenAIとSalesforce、「ChatGPT app for Slack」受付開始
OpenAIは、OpenAIと共同で「ChatGPT app for Slack」を発表した。Slack上のチャットbotで、会話の要約や調査ツール、発言を数秒で生成する機能を備える。SlackユーザーであるOpenAIがテストしてきた。 - Salesforceも企業向け生成系AI「Einstein GPT」発表 OpenAIの「ChatGPT」採用
Salesforceは、CRM向け生成系AI「Einstein GPT」を発表した。OpenAIの「エンタープライズレベルのChatGPT技術」を採用する。前日にはMicrosoftが「Dynamics 365 Copilot」を発表している。 - 生成AI「Duet AI for Google Workspace」の提供開始
Googleは、Microsoftの「Microsoft 365 Copilot」と競合するオフィススイート向け生成AIツール「Duet AI for Google Workspace」の提供を開始した。企業ユーザーは無料トライアルに参加できる。大企業向けの価格設定は、Microsoftと同じだ。 - 法人向け「Microsoft 365 Copilot」はユーザー当たり月額30ドルに
Microsoftは、法人向け「Microsoft 365」で提供するAIツール「Copilot」の価格を、1ユーザー当たり月額30ドルと発表した。Copilotは現在早期アクセスプログラム中で、正式版については向こう数カ月以内に発表するとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.