ニュース
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
グッズ制作を手掛けるイクリエは、商品に対してSNSで誹謗中傷を書き込んだ人物たちと示談が成立したと発表した。法的措置などを検討してたが、対象者やその保護者などから謝罪があったため示談成立に至ったという。
アニメや漫画のグッズ制作を手掛けるイクリエ(東京都台東区)は9月26日、同社商品に対してSNSで誹謗中傷を書き込んだ人物たちと示談が成立したと発表した。VTuber「兎田ぺこら」さんのグッズに対して、複数の人物から誹謗中傷の書き込みがあり、法的措置などを検討していたが、対象者やその保護者などから謝罪があったため示談成立に至ったという。
イクリエは8月、兎田ぺこらさんのオリジナルクラフトコーラシロップ「Pecola」の予約受け付けを開始。すると、複数の人物からSNS上で誹謗中傷の書き込みがあった。中には「(商品価格が)5400円とかコカインでも入ってんの?」など、デタラメを書き込む人物もいたという。
これらの投稿に対して、商品製造元のUプロダクツ(三重県名張市)、兎田ぺこらさんの所属事務所を運営するカバーとイクリエは連携し、損害賠償請求などの法的措置を検討していた。
その後、イクリエは誹謗中傷をした人物たちに対し、同社オフィスでの直接謝罪と損害賠償金の支払いを要請。対象者とその保護者たちがそれに応じたため、反省の意があると判断し示談成立に至ったと説明している。
イクリエは「当社商品やそれに関わるパートナー企業、その所属タレントへの誹謗中傷に対して、今後、同様の書き込みがなされた場合についても、関係各所と連携のうえ、迅速かつ厳正に対処する」と表明している。
関連記事
- VTuber養成学校で問題発生 一部メンバーがルール違反で“在校生”から除名 にじさんじ運営企業が発表
VTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLORは、同社運営のVTuber養成プログラム「バーチャル・タレント・アカデミー」(VTA)の一部参加者に違反行為を確認したと発表した。これを受け、問題のあった参加者へのプログラム提供を終了した。 - ANYCOLOR、VTuberへの誹謗中傷で情報開示請求に成功 賠償金300万円以上で示談成立
バーチャルYouTuber(VTuber)グループ「にじさんじ」を運営するANYCOLORは、所属ライバーへの誹謗中傷行為などの行為を巡り、発信者の情報開示請求が認められ、示談が成立したと発表した。示談金300万円以上で示談が成立したという。 - VTuberの著作権は誰のもの? “中の人”と“ママ”が知っておきたい、アバターの権利関係
VTuberの勢いが止まらない。さまざまな企業や個人が注目しているが、悪意を持った第三者がVTuberのアバターを勝手にグッズ化して販売した場合、“誰がどのような対応をすべき”だろうか? シティライツ法律事務所の前野孝太朗弁護士が解説する。 - UUUM、主催ゲーム大会で「みけねこNG」 一度は参加許可→“運営都合の参加拒否”で物議 理由は説明なし
「みけねこさんは運営都合でNG」──UUUMが主催するゲーム大会「えぺまつり」の対応が物議を醸している。 - “身体の治療”で休止中だったVTuberに違反行為発覚、契約解除に VTuber事務所「ネオポルテ」が発表
バーチャルYouTuber(VTuber)事務所「ネオポルテ」を運営するNeo-Porteは、所属VTuber「凪夢夛」(なゆた)さんとの契約を解除したと発表した。理由は「契約に違反する行動を行っていた事実を確認したため」としている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.