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「このミス」大賞を起業家が受賞 東大発AIベンチャー・PKSHA創業者の作品
「このミステリーがすごい!」大賞に、AIベンチャー・PKSHA Technologyの共同創業者の山田尚史氏(34)の作品が選ばれた。」
宝島社が運営するミステリー小説の新人賞「第22回 このミステリーがすごい!」大賞に、AIベンチャー・PKSHA Technologyの共同創業者でマネックスグループ取締役の山田尚史氏(34歳・作家名:白川尚史)の作品「ミイラの仮面と欠けのある心臓(仮題)」が選ばれた。
作品は、古代エジプトを舞台に、ミイラ姿のままよみがえった神官書記が探偵役になるミステリー。選考委員で書評家の大森望氏は「これだけ野心的な設定を用意して、壮大な物語をきちんと着地させた点は高く評価。このミステリーはたしかにすごい」と評価している。
山田氏は受賞にあたり「今回、作品の舞台となる古代エジプトの世界観に触れる過程で、歴史の積み重ねやそれを解き明かす探求の試みの偉大さを思い知りました」「すべての方々に、心からの感謝を捧げます」などとコメントを寄せている。
山田氏は、開成高校、東京大学工学部(松尾研究室)を卒業。2013年にPKSHA Technology(当時はAppReSearch)を創業して代表に就任。16年に代表を退いて取締役CTOに就任し、2020年に退任した。2021年からマネックスグループに取締役として参画している。弁理士資格も持っており、ソシデア知的財産事務所で弁理士も務めている。
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