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NVIDIA、テルアビブでのAIサミット開催中止 ハマスのイスラエル攻撃で
NVIDIAは、10月15日からテルアビブで開催予定だった「AI Summit」を中止すると告知した。8日に始まったハマスによるイスラエル攻撃を受けたものだ。
米NVIDIAは、10月8日に始まったイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃を受け、イスラエルのテルアビブで15日から開催予定だった「AI Summit」を中止すると公式サイトで告知した。
イスラエルは空爆などの報復を開始しており、多数の死者が出ている。
このイベントにはジェンスン・ファンCEOなど多数の同社幹部が登壇し、生成AIや自動運転車など、幅広いトピックについて多数のライブセッションが開催される予定だった。
NVIDIAは告知ページで「非常に残念ですが、イスラエルの現状を鑑み、10月15日、16日に予定していたAI SUMMITを中止することとしました。この状況の影響を受けたすべての人々に心からお見舞い申し上げます」としている。
NVIDIAは複数のイスラエル企業を買収している。同社は、イベント告知の公式ブログで、イスラエルの新興企業数は6000社以上で、世界で最も活気のあるテクノロジーハブの1つだとしている。
イスラエル市場のリーディングカンパニーの1社を自認する米Intelは7日、サプライヤーに対し、「われわれはイスラエルの状況を注意深く監視し、従業員と施設を守り、支援するための措置を講じている」という書簡を送った。
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