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伝統的なボディに最新ミラーレス、「Nikon Z f」は撮って気持ちいい“趣味系カメラ”の大本命荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/6 ページ)

とうとうニコンから趣味系カメラの本命が来たかもしれない。見た目は伝統的でクラシカルながら、中身は最新技術が詰まったミラーレス一眼「Nikon Z f」である。

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 とうとうニコンから趣味系カメラの本命が来たかもしれない。

 見た目は伝統的でクラシカルながら、中身は最新技術が詰まったミラーレス一眼「Nikon Z f」である。


Nikon Z fはフィルム一眼レフ時代のデザインをモチーフにした最新ミラーレス一眼。レンズもボディに合わせたデザインとなっている

 今回、発売前のサンプル機をいち早く使うことができた。掲載する作例は製品版ではなくサンプル機を使ったものなので、そこはご了承いただきたい。

 最初はデジタル一眼レフ時代の「Nikon Df」だった。ミラーレスになってAPC-Cサイズセンサーの「Nikon Z fc」が登場し、あれ? フルサイズセンサーモデルは出ないの? 最後の「c」が怪しいよね、なんて思ってたらNikon Z fの誕生である。

 せっかくなので、手元にあった「Nikon FE」(1978年発売)と並べてみた。「FM2の信念を受け継ぎ、インスピレーションを得て」とWebサイトにはあるが、FEも同系統なので並べて見てもいいだろう。この頃のデザインを受け継いでいるのがよく分かる。


左がZ f(2023年)。右がFE(1978年)。大きさは違えどもテイストは同じだ。レンズのデザインテイストもFE時代のもの(AI Nikkor 24mm F2.8)と同じなのが凝っている

 ちなみに、APS-CサイズセンサーのNikon Zfc(2021年発売)とNikon FEを並べてみたのがコチラ。


左がZ fc(2021年)。右がFE(1978年)。Z fはZ fcに比べて少し高さがあり、グリップ部の凹凸も付いた

 FEを比較対象とすればNikon Z fcとZ fのサイズ感や微妙なデザインの違いが分かるかと思う。

 フルサイズセンサー搭載でボディもレンズもちょっと重くなったこともあってか、少しだけグリップ部が出っ張って持ちやすくなった。ロゴの位置もちょっと違う。

 このZ fがまた使ってて気持ちいいのである。撮って気持ちいいのでどんどん撮影枚数が増えるというカメラなのだった。

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