ニュース
ゴッホ美術館のポケモンカード配布中止、原因は転売業者か フリマアプリに出品多数
ゴッホ美術館は、ポケモン社とのコラボで実施していたピカチュウのプロモカード配布を止め、館内から撤去したと発表した。
オランダの「Van Gogh Museum」(ゴッホ美術館)は、ポケモン社とのコラボで実施していたピカチュウのプロモカード配布を止め、館内から撤去したと発表した。入館した人に無料配布していたが、転売目的の業者などが問題視されたとみられる。
美術館の公式サイトは、「最近、少数のグループが望ましくない状況を引き起こしたため、灰色のフェルト帽をかぶったピカチュウのプロモカードを美術館から撤去するという難しい決断を下すことになりました」と説明。「ゴッホ美術館とポケモンインターナショナル(ポケモン社)は、来館者とスタッフの安全と安心を非常に重視しています」という。
プロモカードは、ゴッホの有名な「灰色のフェルトの帽子をかぶった自画像」を模し、グレーのフェルト帽子を被ったピカチュウを描いたもの。館内でクイズをクリアした人がもらえることになっていた。
美術館側は「望ましくない状況」について詳しく書いていないが、X(旧Twitter)上には、美術館の出口付近に札束を持った人達が待ち構えていたといった投稿もあり、転売目的の業者が集まっていた可能性はある。eBayや日本のメルカリでもプロモカードの高額出品も相次いでいる。
関連記事
- メルカリ、「ポケカ」の無許諾「レプリカ」「メタルカード」出品削除へ ポケモン社は法的措置も検討
メルカリは19日、トレーディングカードゲーム「ポケモンカードゲーム」の商標や著作物を無許諾で使用した「レプリカ」「メタルカード」と呼ばれる商品の出品を10月3日から禁止すると発表した。削除対象になる。 - アンカー、発火のおそれでバッテリー回収中の機種拡大 ロボット掃除機、ポータブル冷蔵庫など
アンカー・ジャパンは16日、発火の報告が数件あったとして回収を進めていたロボット掃除機などのバッテリーについて、対象範囲が広がったと発表した。 - 大不評「ダイの大冒険」は何が悪かった? 自称クソゲーハンターのマンガ家が物申す
9月下旬にスクウェア・エニックが発売したゲーム「インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険」が、ネット上でなかなか厳しい評価を受けているようです。 - 新型PS5登場で「値上げ」トレンド入り 実際の価格差は? 「為替を考えればがんばってる」という声も
SIEが発表した新しいPS5。これを受け11日にはX(旧Twitter)で一時「PS5値上げ」「コントローラー値上げ」といったワードがトレンド入りした。 - 「呪術廻戦」アニメ公式、配布した「号外」の高解像度データ公開 転売対策か
アニメ「呪術廻戦」公式サイトは9月28日、イベントで無料配布した号外の高解像度データを公開した。号外はフリマアプリなどで高額取引されていると話題になっていた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.