旧ジャニーズが社名変更 サイトドメインは「smile-up.inc」に 維持費は「.com」「.co.jp」より高め
旧ジャニーズ事務所が社名を「SMILE-UP.」に変更したことに伴い、サイトドメインも「johnny-associates.co.jp」から「smile-up.inc」に変わった。
旧ジャニーズ事務所は10月17日、社名を「SMILE-UP.」に変更した。これに伴い、サイトドメインも「johnny-associates.co.jp」から「smile-up.inc」に変わった。
同社が今回ドメインに設定した「.inc」は、法人組織の意味を示す「Incorporated」の略称。2018年に追加された新しいドメインで、法人企業や組織などで使われる。
また、価格が「.com」や「.co.jp」に比べて高価なのも特徴。ドメイン登録サービス「お名前.com」での価格を見ると、登録料金は3万9800円、更新料金/年は32万7800円となっている。「.com」「.co.jp」は、登録料金が0〜2040円、更新料金は1408〜4158円で提供しており、大きな差があることが分かる。
SMILE-UP.が社名変更を発表した際、商業組織が運営するサイトに使われる「.com」や「.co.jp」などのドメインを他社がすでに利用していると、X(元Twitter)上で話題に。Xユーザーからは「(ドメインの)調整なしで(新社名を)決めたのか」などと指摘する声が上がっていた。
同社の社名変更の理由は、故ジャニー喜多川元社長による性加害の問題を受け、同氏の名前に由来する社名を変更する必要があると判断したため。なお、SMILE-UPは今後、性被害の被害者との対話や被害の補償などの活動を行い、この役割を終え次第廃業する予定。所属タレントや社員は、希望者全員が新会社へ移籍する。
関連記事
- ジャニーズ新社名「SMILE-UP.」、ドメイン「.com」「.co.jp」「.jp」が全て使用済みと話題
ジャニーズ事務所が新たに社名を「SMILE-UP.」に変えることを巡り、そのドメインがX(Twitter)上で話題になっている。「smile-up.co.jp」のドメインは山梨県の不動産会社が使っている他、「com」「jp」についても他企業がすでに使用している。 - 記者会見が全国民に精査される時代、ジャーナリズムに変化は起こるか
昨今行われたジャニーズ事務所の計2回の記者会見は、各メディアがネットでライブ配信したこともあり、現場の取材記者の態度、ひいてはジャーナリズムの在り方が大きく問われる事となった。そもそも記者会見とは一体なんなのか、またそれがネットにそのまま出て行くことでジャーナリズムはどうなるのか、といった話をしてみたい。 - ジャニーズ事務所、報道へのコメント全文をWeb公開 「NGリスト問題」など
ジャニーズ事務所は10月5日、記者会見での「指名NG記者リスト」の存在をめぐる報道などについて、反論するコメント全文を、Webサイトで公開した。 - 東京商工リサーチ、ジャニーズグループの取引先数を調査 「ガバナンス不全と捉えられる」と警鐘
東京商工リサーチは13日、創業者の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所とグループ会社13社の取引先は、間接取引を含め226社という調査結果を発表した。 - ジャニーズ事務所、性被害者向け補償窓口ページを設置へ 「事務所は今後1年間無報酬」とも宣言
ジャニーズ事務所は、故ジャニー喜多川元社長による性加害の問題を受けて、被害者への補償受付窓口をWeb上に設置すると発表した。窓口のURLは後日発表する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.