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Apple決算、Mac売り上げが34%減で4四半期連続の減収もサービス好調で純利益は11%増
Appleの7〜9月期決算は、売上高は4四半期連続減だが、サービスが好調で純利益は2桁増だった。サービスに加え、9月発売の「iPhone 15」が好調だった。
米Appleは11月2日(現地時間)、第4四半期(7〜9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比0.7%減の894億9800万ドル、純利益は10.8%増の229億5600万ドル(1株当たり1ドル46セント)だった。4四半期連続の減収だが、サブスクリプションサービスが好調で純利益は2桁台の成長率に戻った。
売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は892億8000万ドル、純利益は1ドル39セント)を上回った。
ティム・クックCEOは声明文で「iPhone 15のラインアップや当社初のカーボンニュートラルなApple Watchモデルなど、ホリデーシーズンに向けてこれまでで最も強力な製品ラインアップを揃えている」と語った。
セグメント別売上高は、iPhoneは2.8%増、Macは33.8%減、iPadは10.2%減、Apple WatchやHome Podなどは3.4%減だった。Apple MusicやAppel TV+などを含むサービスは16.3%増だった。Macは4四半期連続の2桁台の減少になった。
ハードウェアとして唯一売り上げ増のiPhoneは、9月に発売した「iPhone 15」シリーズが貢献した。前年同期のMacの売上高は「史上最高」だった。Appleは10月30日にM3搭載の一連のMac新モデルを発表しており、ホリデーシーズンを含む10〜12月期にはその売り上げが反映される見込みだ。
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