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「ハッシュタグ廃止」がトレンド1位に──ただし誤解 きっかけはやはり“あの男”
「ハッシュタグ廃止」──X(元Twitter)では11月9日午後6時半ごろ、そんなフレーズがトレンド1位に入った。同日時点では、実際にハッシュタグが廃止になるという事実は確認できていないが、なぜトレンド入りしたのか。
「ハッシュタグ廃止」──X(元Twitter)で11月9日午後6時半ごろ、こんなフレーズがトレンド1位に入った。しかし同日時点では、実際にハッシュタグ機能が廃止になるという事実は確認できていない。原因とみられるのは、米X社のオーナーであるイーロン・マスク氏が投稿した、ある質問に対する「Yes」の書き込み。そしてそれを取り上げたWebメディアの報道だ。
8日(現地時間)、とある海外のXユーザーが「ハッシュタグはなくなったほうがいいと思う」とポストをした。その投稿の数時間後、マスク氏はこの投稿に対して「Yes」と投稿。さらに9日(現地時間)には「Xにハッシュタグは必要か?」と問うアンケートにも「(ハッシュタグは)過去の遺物だ。キーワードやフレーズで十分だ」と返信をしていた。
これらの投稿を基に、一部メディアが「Xがハッシュタグ機能の削除を検討している」という旨の記事を掲載。上述した通り、マスク氏は削除を予告したり、実際に検討段階に入ったことを伝えたりしているわけではない。しかし、実際にハッシュタグ機能の廃止が決まったと勘違いする人もおり、話題が広がった結果、ハッシュタグ廃止がトレンド入りするに至ったようだ。
とはいえ、マスク氏は自身のXアカウントを通して突然機能の追加・削除を告知する行為を繰り返している。今後、本当にハッシュタグ機能がなくなる可能性がゼロとは言い切れない。
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