速報
OpenAIにDDoS攻撃で断続的な停止(復旧済み)
OpenAIのChatGPTやAPIのサービスが11月8日正午ごろ(米国時間)から断続的に停止していた。既に復旧しているが、OpenAIはDDoS攻撃を受けていたと発表した。
米OpenAIのサービス(ChatGPT、API、Labs、Playground)が11月8日正午ごろ(現地時間)から断続的に停止し、同社は同日午後7時過ぎに「DDoS攻撃を反映した異常なトラフィックパターンによる定期的な停止に対処している」とステータスページで発表した。9日の午後1時過ぎ(日本時間の10日午前6時過ぎ)にはサービスは復旧したとしている。
OpenAIでは、6日にはDALL・Eのエラー率が上昇し、8日にはAPIをダウンさせるChatGPTの大規模な障害も発生していた。
OpenAIはDDoS攻撃の詳細を明らかにしていないが、Anonymous Sudanとして知られる攻撃者がTelegramでOpenAIとChatGPTをターゲットにした理由を説明する犯行声明を投稿した。その中で、「ChatGPTはTwitter(原文ママ)で暴露されているように、イスラエルとパレスチナに対して偏見を持っている。(中略)それを修正する必要がある」などとしている。
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