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ABEMA「麻雀チャンネル」、選手への誹謗中傷対策でコメントをAI監視 法的措置も辞さず
サイバーエージェントは10日、「ABEMA」の「麻雀チャンネル」に出演する選手への誹謗中傷、嫌がらせへの対応方針を公表した。
動画配信サービス「ABEMA」を運営するサイバーエージェントは11月10日、専門チャンネル「麻雀チャンネル」に出演する選手への誹謗中傷、嫌がらせなどへの対策を発表した。ABEMAのコメント機能では、AIを活用して全てのコメントを監視する。
コメント機能では、AIの判断とユーザーからの通報と合わせて内容を判定。誹謗中傷に該当すると判断した場合、投稿した全てのユーザーを一定期間「コメント投稿停止措置」とする。
SNS上の誹謗中傷なども含め、悪質と判断した場合は、証拠を集めてプロバイダー責任制限法に基づく個人情報開示請求や警察への被害届提出、訴訟の手続きなどを弁護士事務所と連携して行う。「選手が安心して試合に向き合える環境づくりを強化する」としている。
ABEMAの麻雀チャンネルは、「Mリーグ」試合中継など数々の麻雀専門番組を配信している。一方でコメント機能やSNSを通じ、Mリーガーら選手に対する誹謗中傷、嫌がらせ行為などが発生していた。
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