年賀状、“送らない派”が5割超、お歳暮は7割超 理由は「SNSなどで代用できるから」
今年の年賀状を“送らない派”が過半数、お歳暮は7割も──ライボは27日、そんな調査結果を発表した。
今年の年賀状は“送らない派”が過半数で、20代では6割を超える──就職や転職の相談サービス「JobQ」を運営するライボ(東京都渋谷区)は11月27日、そんな調査結果を発表した。
20代から50代の社会人男女900人を調査した。今年は年賀状を送るか聞いたところ、「送らない」35.9%、「たぶん送らない」15.6%を合わせた“送らない派”が51.5%と過半数を占めた。
年代別では、送らない派は20代が61.8%で最多。次いで30代の52.0%、40代46.4%、50代41.3%という結果になった。
年賀状の必要性を聞いたところ、「全く必要ない」19.1%、「必要ない」16.4%、「どちらかといえば必要ない」18.8%を合わせた“必要ない派”が54.3%に達した。必要ない派の488人に不要だと思う理由を聞いたところ「(SNSなど)他の手段で代用できるから」が49.4%と最も多かった。
同様にお歳暮についても聞いたところ、「送らない」45.9%、「たぶん送らない」24.7%を合わせた“送らない派”は全体の70.6%を占めた。20代は送らない派が75.1%と最も多かった。
送らない派にお歳暮が不要だと思う理由を聞いたところ「お金がかかるから」が53.9%で最も多かった。
こうした贈答文化の衰退に影響したものを聞いた設問では、年賀状については「デジタル化」、お歳暮では「物価高」を挙げた人が多かった。ライボは、SNSなどであいさつや感謝の意を表する手段が多様化したことに加え、3年間のコロナ禍でインターネット上のコミュニケーションニーズが顕著になったことなども影響したと分析している。
調査は11月8日から13日にかけ、同社のJobQサービスに登録した社会人男女を対象にインターネット上で実施した。有効回答は900。男女比は6対4。
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