「Apple 銀座」オープンから20周年 日本初・米国外初となったApple直営店を振り返る
米Appleの直営店「Apple 銀座」が、11月30日でオープンから20周年を迎えた。2001年5月に最初のApple直営店がオープンして以降、73番目のApple Storeとして、米国外で初めての直営店としてオープンしたのがApple 銀座だった。
米Appleの直営店「Apple 銀座」が、11月30日でオープンから20周年を迎えた。
2001年5月19日に最初のApple直営店「Apple Tysons Corner」と「Apple Glendale Galleria」がオープンして以降、70店舗以上を米国内で展開してきたAppleだったが、73番目のApple Storeとして、米国外で初めての直営店としてオープンしたのがApple 銀座だった。
Apple銀座がオープンした03年11月30日は、雨が降っていのにもかかわらず、同年6月27日にシカゴで開設した旗艦店「Apple Store North Michigan Avenue」グランドオープン時の3000人をはるかに超え、新記録となる7000人もの来店者が訪れた。
当日は、銀座店責任者のSteve Cano氏が、傘もささずに一人ひとりの来店客を握手で迎えていたのが印象的だった。23年11月時点で、Appleのストアチームは日本全体で1670名にまで拡大している。
12年にはフロア運営体制の見直しを実施。
2階フロアの奥にあったGenius BarはiPhone契約カウンターに変わり、4階にあったアクセサリー類などが壁面側に移動。4階にGenius Barが移動し、従来よりもカウンターが長くなった。
オープンから18年以上経った22年8月28日には、ビル改装のため一時閉店に。
改装前の最終日には、全スタッフが外に並んでカウントダウンが行われ、「18年と9ヶ月ありがとうございました。30日から銀座8丁目でお待ちしています」と挨拶して閉店した。
現在Apple 銀座は、銀座8丁目にある「HULIC &New GINZA 8」にて、22年8月30日から仮店舗営業を開始している。
Appleのディアドラ・オブライエン氏(Apple直営店およびオンラインストア担当シニアバイスプレジデント)は、「Apple Storeには、Appleの最高のものが集まっています。ここでは私たちのチームがAppleの製品やサービス、そしてバリューに魔法をかけて、命を吹き込んでいます」「Appleが米国外で初となるApple Storeを銀座にオープンしてから、今年で20周年となりました。この節目を迎えるにあたり日本への貢献を一層強化すべく、2025年後半までに銀座の新しいお店でお客様をお迎えできるよう、完成をめざしています」とコメントしている。
なお、現在改装中の「Apple 心斎橋」は、23年12月に第一段階を公開。100%自社で作り出した再生可能エネルギーによって運営される店舗になるという。
30年までに全製品をカーボンニュートラルにするというAppleの計画「Apple 2030」に向けて、今後数年間で、Appleはユーザーと地球にとって最良の製品と体験を提供できるよう、日本の店舗をさらに進化させるとしている。
関連記事
- Apple 銀座のビルが建て替え 鹿島施工で2022年9月着工
Apple 銀座がテナントとして入っているサヱグサビル本館が改築される。 - Apple、欧州に初の直営店
- Apple 銀座、HULIC &New GINZA 8に一時移転 改装のため8月30日から仮営業
Apple 銀座が入るサエグサ本館ビルの建て替え工事に着手するため、8月すえで一時閉店。移転先が公表された。 - 6月3日から日本のApple Store全店舗再開 Apple 名古屋栄&福岡に続き時短営業で
日本のApple Storeは全店舗、営業を再開するが、内容や人数は制限される。 - 「Apple 京都」内覧会レポート(マニア目線)
MACお宝鑑定団独自のマニア視線でオープン前のApple 京都をチェックしてきた。
関連リンク
Copyright (C) 1998 Mac Treasure Tracing Club. All rights reserved.