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KISS、ファイナルライブでILM製3Dアバターバンド化を発表
往年のロックバンドKISSは、今度こそ本当のファイナルライブの最後に、メンバーの3Dアバターによる演奏を披露、今後の活動はアバターで行うと発表した。アバターはジョージ・ルーカス氏が立ち上げたVFXスタジオILMが手掛ける。
伝説のロックバンド「KISS」は12月3日(米国時間)、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催したファイナルライブの最後に、メンバーの3Dアバターによるパフォーマンスを披露し、今後の活動はアバターで行うと語った。アバターは、ジョージ・ルーカス氏が立ち上げたVFXスタジオILMが手掛ける。
アバターは現在のメンバーであるポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、トミー・セイヤー、エリック・シンガーを「ファンタジーに基づいたスーパーヒーローとして」創造したものという。本人たちよりスタイルがよく、ジーン・シモンズには羽根が生えている。
このプロジェクトは、KISSとスウェーデンのエンターテインメント企業、Pophouse Entertainment Groupとの提携で進められている。同社はスウェーデンの往年の人気グループABBAの3Dアバターによるパフォーマンスも手掛けた。
ジーン・シモンズは発表文で「これで永遠に若くあり続けることができる。この技術でポール(スタンレー)はこれまでより高くジャンプできるだろう」と語った。
3Dアバターによる今後の具体的な活動についてはまだ発表されていない。
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