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日本IBM、生成AIのリスク管理する「watsonx.governance」提供開始
日本アイ・ビー・エムは、AIプラットフォーム「watsonx」上で使えるソフトウェア「watsonx.governance」の提供を始めたと発表した。
日本アイ・ビー・エムは12月4日、AIプラットフォーム「watsonx」のガバナンス機能「watsonx.governance」の提供を始めたと発表した。生成AIが抱えるリスクを管理するためのツールを提供するもので、利用している大規模言語モデルの種類を問わず、AIモデルの管理や監視ができる。
米IBMソフトウェアのカリーム・ユセフ博士は「AIに関する新たな規制が世界中で定着するにつれ、規制を強制力の高いポリシーに変換する能力が、企業にとってより不可欠になる」とコメント。AIモデルによって成果を得るためにも、透明性の確保やモデルの統制は企業にとって欠かせないものになっていると警鐘を鳴らしている。
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