「ポケモンスリープ」で睡眠時間が26分増えた LINEヤフー、ビッグデータ分析結果を公表
LINEヤフーは13日、睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープ」のプレイヤーは、サービス開始後に睡眠時間が平均26分増えたとするリポートを発表した。
LINEヤフーは12月13日、睡眠ゲームアプリ「ポケモンスリープ」(iOS、Android)のプレイヤーは、サービス開始後に睡眠時間が平均26分増えたとするリポートを発表した。ヤフーサービスのビッグデータを調査/分析した。
Yahoo!検索で「ポケモンスリープ」と共に「攻略」「厳選」などと検索した人達をプレイヤーと定義し、性別や年齢などが似ている他のユーザーと比較した。ヤフーサービスの閲覧データを用いてポケモンスリープ配信開始から1カ月の平均睡眠時間を比べたところ、プレイヤーは約26分の増加(他のユーザーの約1分の増加)と差があることが分かった。
またプレイヤーの検索ワードを調査したところ、「睡眠の質をあげる方法」や「深い睡眠をとる方法」「睡眠負債 解消法」など、より具体的な睡眠の改善策を求めていたことも分かった。
LINEヤフーは、同様にゲームリリース前の時期についても分析し、プレイヤーはそもそも睡眠への意識が高い層である可能性が示唆されたという。しかし他のユーザーはゲームリリース後もほとんど変化が見られなかったのに対し、「プレイヤーは特徴度の大きい検索キーワードが増え、検索キーワード数も増えた。ポケモンスリープによって睡眠活動への意識がより強まった可能性がある」としている。
ポケモンスリープは、ポケモン社が7月にリリースしたスマホアプリ。スマートフォンや「Pokemon GO Plus+」のセンサーでユーザーの睡眠時間や睡眠の質を計測し、そのデータを使ったゲームを進めることで睡眠リズムを整えるとしている。ユーザーは、ポケモンの眠りを研究しているネロリ博士からの依頼でカビゴンの周囲に集まるポケモン達の寝顔を収集して「ポケモン寝顔図鑑」の完成を目指す。
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