ニュース
京王電鉄、「クレカのタッチ決済」で乗車可能に 23年度中にスタート
京王電鉄は、クレジットカードのタッチ決済を2023年度中に導入し、新たな乗車サービスの実証実験を開始すると発表した。24年度内に全ての駅で導入するとしている。
京王電鉄は12月23日、クレジットカードのタッチ決済を2023年度中に導入し、新たな乗車サービスの実証実験を開始すると発表した。
実証実験には、京王電鉄、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、JCB、オムロン ソーシアルソリューションズ、QUADRACが参加。タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、QRコードを活用した乗車サービスを、2023年度中に一部の駅で、2024年度内に全駅で開始するとしている。
タッチ決済に対応したカードやスマートフォンを改札にかざすと乗車可能。対応ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯で、Mastercardは順次追加予定としている。京王沿線の住民だけでなく、訪日観光客の利用も想定する。乗車券販売サイトで事前に購入したQRコードも利用可能だ。
京王電鉄では、高尾山など沿線の観光地・施設への移動に使える各種企画乗車券や、MaaSサイト「TAMaGO」でのデジタルチケット「まるっと TAMa-GO」の発売など、デジタル技術を活用。同実証実験など、新技術の採用やDXへの取り組みを通し、京王沿線の回遊性向上と新たな移動需要創出を目指すとしている。
関連記事
- 東急で「クレカのタッチ乗車」の実証実験、2023年夏から 首都圏の鉄道事業者で初
東急電鉄、東急、三井住友カード、日本信号、QUADRACは、クレジットカードのタッチ決済とQRコードを活用した、企画乗車券の発売や改札機の入出場に関する実証実験を、2023年夏から開始すると発表した。 - 東急、「田園都市線」でクレカのタッチ乗車など実証実験へ “後払い”は24年春以降に
東急電鉄は21日、「田園都市線」でクレジットカードのタッチ機能およびQRコードを活用した乗車サービスの実証実験を行うと発表した。 - Visaタッチ対応改札の実証実験がスタート 反応速度は? 設置した南海電鉄の狙い【動画あり】
南海電気鉄道は、Visaのタッチ決済とQRコード乗車券に対応する自動改札機の実証実験を始めた。運用期間は4月3日から12月12日まで。使い勝手や導入の狙いをレポートする。 - 東京メトロで「クレカのタッチ乗車」、24年度中に実証実験へ QRコードで乗車も
東京メトロが、クレジットカードのタッチ決済で乗車できるようにする実証実験を2024年度から開始する。実証実験の状況を踏まえ、クレジットカードなどを使った後払いサービスの実施についても検討していく。詳細については、実験開始時に改めて告知するという。 - JR九州とJCB、「クレカのタッチ乗車」で実証実験 Visaに続き
JR九州とジェーシービー、日本信号、QUADRADは共同で、タッチ決済による鉄道乗車の実証実験を一部区間で開始する。JCBとAmerican Expressにとって、国内の鉄道での実証実験は初という。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.