「推しの子」が「ネット流行語 100」を席巻 「ネット界に広く影響」とドワンゴ
ドワンゴとピクシブは13日、今年の「ネット流行語 100」を発表した。年間大賞は、アニメも大ヒットした漫画「推しの子」に決まった。
ドワンゴとピクシブは12月13日、今年の「ネット流行語 100」を発表した。年間大賞は、アニメも大ヒットした漫画「推しの子」に決まった。
「推しの子」は、赤坂アカさん、横槍メンゴさんによる漫画作品。4月にはアニメの放送が始まり、第1話放送時にはX(旧Twitter)の世界トレンド1位を獲得するなど注目を集めた。漫画は「週刊ヤングジャンプ」で連載中。単行本の発行部数は累計1500万部を超えている。
2位には「君は完璧で究極のゲッター」が入った。推しの子の主題歌「アイドル」のサビ部分と2000年発売のOVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」の主題歌「STORM」のサビのメロディが似ていたことから歌詞を組み合わせたというもので、SNSでトレンド入りし、動画(MAD)も注目を集めた。
さらにランキング4位には「アイ(推しの子)」、11位に「星野アクア」、20位に「有馬かな」がランクイン。上位に5つの関連ワードが入り、「2023年のネット界に推しの子が広く影響を与えたことが証明される結果となった」(ドワンゴ)。なお、君は完璧で究極のゲッターは、ユーザーアンケートによる「ニコニコ賞」も受賞している。
この他、投稿が増えた作品に贈られるpixiv賞に「ブルーロック」、ネット発で話題を生んだ言葉を選ぶネット新語賞は「薩摩ホグワーツ」が受賞した。
ネット流行語 100は、「今年ネットで流行った」ワードを表彰する企画。「ニコニコ大百科」「ピクシブ百科事典」の各単語ページのアクセス数(1月1日〜11月21日)合算値をベースに、昨年から今年にかけて増えた上位100ワードを差分の大きかった順にランキング化した。
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