GoogleマップやYouTubeとも連携 GoogleのチャットAI「Bard」拡張機能を活用してみよう(3/3 ページ)
2023年12月に日本語でも使えるようになったGoogle「Bard」の拡張機能。GoogleマップやYouTubeなど、Googleの各サービスと連携します。その実力と使い勝手を調べるため、福岡行きの旅行をプランニングしてみました。
これも都合により、別チャットで質問を続けました。
@YouTube 福岡のおすすめスポットに関係する動画ありますか?
ばっちりです。
探す動画の内容が決まっている場合は、YouTube本体で探すよりも、こういってはなんですが、関係ない動画が画面に出てこないので、私はこちらの方が好きですね。
ということで、同一チャットで使うとうまく動かないものもあったりしましたが、正直思ってた以上にBardの拡張機能は日本語でもうまく動いていると思いました。
そして、Bardはとにかく応答が早いのがありがたいです。さらに、この拡張機能で対象とするGoogleのサービスが指定されることで、応答はより早くなるでしょうし、Google側としても余計なコンピューティングパワーを使わずに済むのではないかとも想像できます。
今回、Bardの拡張機能は、GoogleフライトとGoogleホテル、Googleマップ、そしてYouTubeを使いましたが、生成AIのポテンシャルを考えれば、GmailやGoogle Docs、Googleドライブはもっと使えるでしょうし、中でもGoogle Docsにたくさんのドキュメントを保存している人であればさらに活用できるのではないかと思います。
ChatGPTとの競争において、若干後手に回っている印象のあるGoogleのBardですが、実装の段階になってくると、使いやすさという意味で、さすがGoogleは設計がうまいです。本丸の検索でも「AI による概要を生成」がしれっと機能し始めてもいますしね。
今年はこういう感じで、どんどん生成AIがサービスに溶け込んでくる1年になるのではないかと思います。
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