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Meta、InstagramとFacebookで若者保護を強化 有害コンテンツを自動的に制限
Metaは、InstagramとFacebookでの十代の若者保護を強化すると発表した。自傷行為などの有害コンテンツを検索できなくなり、フォローしている相手の投稿でも有害コンテンツは表示されなくなる。
米Metaは1月9日(現地時間)、InstagramとFacebookで、十代の若者(以下「青少年」)のフィードやストーリーでは、本人がフォローしているユーザーのものであっても、青少年にとって不適切である可能性のあるコンテンツは表示されないようにすると発表した。これらのサービスを青少年にとって安全なプラットフォームにする取り組みの一環としている。
また、特定のトピック(自傷行為や摂食障害など)については検索できなくなり、プライバシー設定を厳格なものにするようプッシュ通知が表示されるようになる。
制限されているトピックを青少年が検索すると、検索結果の代わりにそのトピックに関連する相談窓口へのリンクを表示する。
これらの更新は、向こう数週間以内にすべての青少年のアカウントに展開する見込み。
Metaは、米連邦議会上院が31日に開催予定のプラットフォームでの子供の安全に関する公聴会に、X、TikTok、Snap、Discordとともに召喚されている。
Metaに対しては昨年10月、40以上の米国の州が、同社のサービスが青少年のメンタル問題の一因になっているとして提訴した。
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