ネコがたわむれるだけのChrome拡張、「阿部寛のホームページ」で利用可能に 有志が対策パッチ開発
ネコがWebブラウザ上に集まりたわむれるだけのChrome拡張「ネッコサーフィン」で話題になっていた“問題”が解決した。
シルエット姿のネコがWebブラウザ上に集まりたわむれるだけのChrome拡張「ネッコサーフィン」の“問題”が解決した。俳優の阿部寛さんの公式Webサイト「阿部寛のホームページ」だけネコが来なかったのだが、有志が対策パッチを開発。同サイトにネコを召喚することに成功した。
ちなみにネッコサーフィンは、ロシアとウクライナでバズっており、ネコの癒やし効果は世界をで求められているようだ。
ネッコサーフィンは、発明家・デザイナーの「もにゃ」さんが開発した拡張。マウスの移動量に応じてネコが現れてたわむれるだけで、便利な機能はない。むしろちょっと邪魔だ。
「阿部寛のホームページ」は、1990年代にタイムスリップしたかのような古風なサイト。なつかしのframesetタグが利用されているため、ネッコサーフィンを入れたブラウザでもネコが現れないという問題が起きていた。
もにゃさんはユーザーに対して、「阿部寛のホームページ」でもネコが現れる改修をすべきかXでアンケートしたところ、28%(約1万人)が「阿部寛にネコを」、72%(約2万人)が「あえてそのまま」を選んだため、改修を見送っていた。
そんな中、Xユーザーの常藍守奏(とかいもり・かなで)さんが、古いHTMLのframesetをiframeで包むことで、framesetを想定していない拡張機能を正しく動作させる「Frameset Encapsulator」をリリース。阿部寛のホームページにもネコが呼べるようになった。もにゃさんは「どうしても阿部寛にネコを呼んであげたい…という方は使ってみてください」と紹介している。
ネッコサーフィンは2023年12月29日にリリースされ、「癒やされる」と話題になった。1月上旬にはロシアとウクライナでバズりだしたという。インスタントメッセージサービス「Telegram」を通じて拡散したそうだ。もにゃさんは「全体として『癒しが必要な層』に届いているのがありがたいです」とXで述べている。
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