ニュース
AWSのセキュリティアラートを生成AIで読みやすく 法人向け「NURO」提供元が新サービス
ソニービズネットワークスが、AWSの導入・運用支援サービス「マネージドクラウド with AWS」に、生成AIを活用した新しいオプションを追加。脅威検出サービスのアラートを、AWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」を使って文章にすることで、可読性を高める。
法人向けのネットワークサービス「NURO Biz」などを手掛けるソニービズネットワークスは1月17日、AWSの導入・運用支援サービス「マネージドクラウド with AWS」に、生成AIを活用した新しいオプションを追加したと発表した。脅威検出サービスのアラートを、AWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」を使って文章に。メッセージの可読性を高め、セキュリティ管理者が対応しやすくするという。
マネージドクラウド with AWSには、AWSのセキュリティサービス「Amazon GuardDuty」などによる脅威検出の結果を伝えるメニューも存在する。ただし、これまでのアラートは発生日時や対象を伝えるのみで、具体的に何が起こっているか理解するにはJSONファイルを読む必要があった。
そこでAmazon Bedrockを活用。JSONの内容を基に、アラートの内容を日本語の文章で書き起こし、対応をしやすくするという。マネージドクラウド with AWSのユーザー向けに提供し、費用は初期費用が15万円。利用状況により、月額3000円から5000円程度の利用料もかかる。
関連記事
- AWSが生成AIに本格参入 テキスト生成、文章要約、画像生成など API経由で利用できる「Amazon Bedrock」発表
AWSが生成AIに本格参入。API経由で生成AIを利用できる「Amazon Bedrock」を発表した。現在は利用申し込み受付中。今後数カ月を経て広範囲に展開していくという。 - MUFGがAWSとの連携強化 AI・機械学習サービスの活用加速
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)がAWSとの連携を強化する。すでにAWSのクラウドインフラや、データ分析サービスなどを導入しているが、AI関連サービスの活用をさらに加速するという。 - AWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」 東京リージョンで利用可能に
AWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」が、AWS東京リージョンで利用できるようになった。 - AWS、生成AIの活用支援に140億円投資 新プログラム始動
米AWSが、顧客による生成AIの構築・活用を支援するプログラム「AWS Generative AI Innovation Center」を発表。1億ドル(約140億円)を投じ、生成AIによるサービス開発や業務効率化を支援する。 - AWSの生成AIサービス「Amazon Bedrock」日本でも活用例続々 竹中工務店やSIerクラスメソッドなど
米AWSが4月に発表し、9月末に正式サービスを始めた生成AIサービス「Amazon Bedrock」。日本でも、竹中工務店やクラスメソッドなどでその性能を検証する例が出始めた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.