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AWS、生成AIの活用支援に140億円投資 新プログラム始動
米AWSが、顧客による生成AIの構築・活用を支援するプログラム「AWS Generative AI Innovation Center」を発表。1億ドル(約140億円)を投じ、生成AIによるサービス開発や業務効率化を支援する。
米Amazon Web Servicesは6月22日(現地時間)、顧客による生成AIの構築・活用を支援するプログラム「AWS Generative AI Innovation Center」を発表した。1億ドル(約140億円)を投じ、生成AIによるサービス開発や業務効率化を支援する。
AWS Generative AI Innovation Centerでは、AIの専門知識を持つITエンジニアやデータサイエンティストからなるチームが生成AIの活用を支援するという。例えば無料の体験型講座やトレーニングを提供する他、大規模言語モデル「Amazon Titan」やプログラミング支援サービス「Amazon CodeWhisperer」など、AWS自身が提供するAIサービスの提供も強化する。
すでにクラウドコミュニケーションAPIサービスを手掛ける米Twilioなど3社がプログラムを利用しているという。AWSは4月、同社や他社製の生成AIをAPI経由で利用できる新サービス「Amazon Bedrock」を開始。新たに生成AIスタートアップの支援制度も立ち上げるなど、AI分野に力を入れている。
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