ケーズホールディングスは1月17日、通販サイト「ケーズデンキオンラインショップ」が不正ログインを受け、なりすまし注文が17件発生したと発表した。うち12件は商品を出荷したが、5件は出荷前に不正と判断したため出荷していない。顧客への直接的な金銭被害は発生していないという。
第三者が不正に入手したと思われる情報を使って不正ログインし、配送先住所やメールアドレスを書き換え、不正なクレジットカードで注文するなりすまし注文が、1月12日の注文情報チェックで発覚した。
決済には、別途不正に入手したと思われるクレジットカードが使われており、同社サイトではクレジットカード情報を保持していないため、カード情報の漏えいはないという。
同社は、不正利用されたアカウントを停止した上で、ユーザーに登録情報やパスワードの変更を依頼。15日に警察に相談し、16日に個人情報保護委員会などに報告した。
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