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Google広告の会話機能にGemini統合(まずは英米から)
Googleは広告サービス「Google広告」の「会話機能」に、生成AIモデル「Gemini」を統合すると発表した。これにより、広告主は検索広告キャンペーンの画像をAIで生成できるようになる。
米Googleは1月23日(現地時間)、Google広告の会話機能に同社の生成AIモデル「Gemini」を統合すると発表した。これにより、広告主は検索広告キャンペーンを迅速に構築・拡張できるとしている。
まずは英米の英語版で利用可能になり、向こう数週間中にグローバルな英語版で利用可能になる。対応言語も拡大していく計画だ。
Google広告の会話機能は、チャットベースのツールで検索キャンペーンを構築するサービス。WebサイトのURLを入力し、そのサイトの既存の画像と生成AIを使ってキャンペーンに合わせた画像を生成する。
会話機能で生成した画像にはSynthIDの見えない透かしが自動的に入り、画像がAIによって生成されたことを示すようになっている。
Google広告へのAI機能追加としては、昨年5月の「Product Studio」の追加、11月の「P-MAX」でのアセットの自動生成と画像の背景変更機能の追加などがあった。
Googleは同日、Chromeブラウザへの3つのAI機能追加も発表している。
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