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NVIDIA、「GeForce RTX」シリーズのGPUでSDR→HDRのAI変換を可能に
NVIDIAは「GeForce RTX」シリーズ向けドライバのアップデートで、SDR動画をHDR動画に自動変換する新機能「RTX Video HDR」を追加した。Windows 11のChromiumブラウザとHDR10互換ディスプレイで利用できる。
米NVIDIAは1月24日(現地時間)、「GeForce RTX」シリーズ向けドライバのアップデートで、SDR動画をHDR動画に自動変換する新機能「RTX Video HDR」を利用可能にしたと発表した。AI採用のこの機能で、HDR10互換のディスプレイで視聴できる高解像度の動画に変換できるとしている。
RTX Video HDRは、米MicrosoftのEdgeや米GoogleのChromeなど、Chromiumベースのブラウザで動作する。一部のDRMで保護されたコンテンツではサポートされない。
RTX Video HDRを有効にするための要件は以下の3点だ。
- GeForce RTX GPU
- HDR10対応ディスプレイ
- 最新のChromeまたはEdgeブラウザ
この環境で、Windowsのディスプレイ設定で「HDR」を有効にする。Microsoft StoreからWindows HDRキャリブレーションツールをダウンロードして実行することを推奨している。
NVIDIAは同日、この機能を利用可能なハイエンドGPU「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」をグローバルで発売した。日本での販売価格は12万7380円からとなっている。
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