Twitch、ストリーマーへの支払い方法変更 10万ドルの上限撤廃など
Amazon傘下のTwitchは、ストリーマー向け収益化プログラムに変更を加えると発表した。場合によっては減収につながる変更については実施時期を数カ月先に設定している。
米Amazon傘下のオンライン実況サービスTwitchは1月24日(現地時間)、ストリーマー向けの収益化プログラムに3つの変更を加えると発表した。人気ストリーマーへの分配は改善されるが、多くの現行ストリーマーが減収になる可能性がある。
人気ストリーマーへの収益分配率を下げる条件の撤廃(即日発効)
70対30の収益分配の10万ドルの上限を撤廃する。昨年6月から、サブスクリプション収入が10万ドルを超えたストリーマーの収益分配を50対50に減額していた。
ダン・クランシーCEOは公式ブログで、10万ドルの上限によって「ストリーマーの意欲がそがれているというフィードバックが寄せられていた」と説明した。
パートナープラスプログラムに新レベル(5月1日より)
現在、3カ月連続で350件の有料サブスクを持つストリーマーは、パートナープラスプログラムのメンバーとして、70対30の収益分配を受けている。
新たなレベルとして、3カ月連続で100プラスポイントを維持したストリーマーが、有料サブスクとサブスクギフトの収益を60対40の割合で受けられるようになる。
また、70対30の収益分配を受けるためのプラスポイントの基準を、350から300に引き下げる。
名称が「パートナープラスプログラム」から「プラスプログラム」に変更されるこのプログラムは、アフィリエイトも対象になる。
Prime Gamingサブスクが国別固定レートモデルに(6月3日より)
Amazonプライムとプライムビデオに含まれる「Prime Gaming」は、無料のゲームやTwitchの月間チャンネルサブスクなどを利用できる特典。毎月無料のTwitchサブスクを獲得できる。この支払いが、加入者の国別の固定レートモデルに移行する。日本の場合は1.75ドルだ。
Twitchは現在、財政的に苦しい状態だ。10日には従業員を500人以上リストラしている。
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