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「ペンタックス」ブランドに戻ったカジュアルなアウトドアカメラ「WG-90」を試す 便利な「顕微鏡モード」も荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/5 ページ)

リコーの「WG-90」は、防塵防水耐衝撃耐低温のアウトドア用コンデジ。それが「ペンタックス」ブランドに戻ったのである。

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水中だとちょっと画角が狭くなるけど、写りはきれい(28mm相当 1/45秒 F3.5 ISO250)

 画素数は1600万画素で、撮像素子は1/2.3型のCMOSセンサー。往年のコンパクトデジカメの基本センサーだ。

 レンズは屈曲光学系(イマドキの言い方をするとペリスコープ型)で28-140mm相当の5倍ズーム。水中だと屈折率の関係でちょっと望遠に写るので、広角側が28mm相当なのはちょっと弱いか。

 F値はF3.5-5.5。光学式手ブレ補正はもたない。


正面から。レンズは横向きに入っている屈曲光学系の5倍ズームだ

 では広角端と望遠端をどうぞ。オートピクチャーで撮影している。PENTAXならではのグリーンボタンもあるが、そのときは16:9になる。


オートで撮影したいつものガスタンク。色は鮮やかで写りもいい(28mm相当 1/1500秒 F4.2 ISO125)

望遠端で撮影(140mm相当 1/640秒 F5.6 ISO125)

 ディスプレイは2.7型でアスペクト比が16:9。なんかとても懐かしい感じがする、と思ったら、約23万ピクセルと従来のWG-2桁シリーズから変わってないのだった。上位機のWG-7は約104万ピクセルなので、かなり粗い感じだ。


背面から。16:9のワイドディスプレイを搭載。右側には小さいが凹凸とクリック感がはっきりしたボタンが並んでいる

 撮影モードはPENTAX時代から変わらないアイコンで、懐かしい限りだ。

 絞り優先やシャッタースピード優先はなく、オートピクチャーとプログラムAEとシーンモードが中心。動画はフルHDの30fpsだ。

 特徴的なのは水中関係のモードと顕微鏡モード。


昔懐かしい感じのアイコンが並ぶ撮影モード

 アウトドアカメラぽいのは顕微鏡モードだ。

 34mm相当の時レンズ前1cmまで寄れるのが特徴の一つであり、他の撮影モードで「1cmマクロAF」を指定してもいいが、顕微鏡モードだと自動的にもっとも近寄れる画角にセットしてくれる。

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