自作キーボード即売会「キーケット」、チケット発売 見どころ情報も明らかに 本格的なモデルから風変わりなマクロパッドまで個性派が勢ぞろい
日本初の自作キーボード即売会「キーボードマーケット トーキョー」の詳細な情報が、2月3日に公開された。チケットが同日正午に発売となる他、参加サークルや企業の出展情報も一部明らかになった。
日本初の自作キーボード即売会「キーボードマーケット トーキョー」(略称キーケット)の詳細な情報が、2月3日に公開された。チケットが同日正午に発売となる他、参加サークルや企業の出展情報も一部明らかになった。
イベントは自作キーボード愛好家有志で構成される「キーボードマーケット運営事務局」と、自作キーボード専門ショップ遊舎工房の共催。開催場所は東京都立産業貿易センター台東館。日時は3月2日(土)の午前11時から午後4時まで。
チケットは、午前11時から入れる先行入場チケット(1500円、限定100枚)と、午前11時30分から入れる通常チケット(1000円)を用意。先行入場チケットにはキーケットオリジナルトートバッグ・キーキャップ・ステッカーが付属する。販売は電子チケット販売サイト「Livepocket-Ticket-」で行う。
参加サークル数は36サークルで、協賛枠ではPFU(HHKB)、東プレ(REALFORCE)、ダイヤテック(FILCO)、BaseKeys、moimate、dotBravo(GrabShell)の6社が出展する他、主催のキーボードマーケット運営事務局と遊舎工房もそれぞれ出展する。
サークル参加者はそれぞれ個性的な頒布物を予定しているという。運営事務局メンバーで自作キーボード開発者のびあっこさん(@Biacco42)によれば「金属削り出しケースの本格的なモデルから、ボタンに画面が埋め込まれた風変わりなマクロパッドまでさまざまなキーボードキットが集まっている。無線接続の自作キーボード、一体型や左右分割型以外にも独自配列や立体配列といったさまざまな形状のもの、モジュール式でポインティングデバイスを着脱できるものも出てきている」という。
遊舎工房は大規模なブースを出展。当日は御徒町の店舗を休業とし、キーケットに1日限りの特設店舗を構える。同舎スタッフがパーツを厳選した1点モノの完成キーボードなども販売する他、工作スペースでは1時間1000円ではんだ付け工具を利用できる。初心者向けのワークショップも行うとしている(要予約)。
集客人数は約1000人を見込む。びあっこさんは取材に対し「イベント発表の際にはSNSなどで大きな反響をいただいた。コロナ禍以前と比べても、キーボードに興味を持つ人が大幅に増えているように見受けられ、手応えを感じている」とした。
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