有料クラウドストレージ「Google One」ユーザーが1億人突破 「Gemini Advanced」効果も
Googleの有料クラウドストレージ「Google One」の加入者数が2月9日、1億人を突破した。前日発表の生成AI「Gemini Advanced」を使うには、新プラン「AIプレミアム」に加入するしかない。
米Googleのスンダー・ピチャイCEOは2月9日(現地時間)、サブスクリプション型クラウドストレージサービス「Google One」の加入者数が1億人を突破したとXの公式アカウントで発表した。Googleが前日発表した「Gemini Advanced」を使うには、新たに追加された「AIプレミアムプラン」に加入する必要がある。
Google Oneは、「Googleドライブ」の有料版。2018年からこの名称になっている。月額250円の100GBから月額19500円の30TBまで、複数のプランが用意されている。AIプレミアムプランは2TB月額1300円のプランで利用できるサービスにGemini Advancedへのアクセス機能を追加したもので、月額2900円だ。最初の2カ月は無料で試せる。サポートページによると、5TB以上のプラン加入者はプランを変更せずに2カ月間はGemini Advansedを利用できる。
Gemini Advancedは、GoogleのLLM「Gemini」のパラメータ数の異なる3つのモデル中最大の「Gemini Ultra」を使えるサービス。AIプレミアムプランに加入してGemini(旧Bard)のWebアプリにアクセスすると「Gemini Advanced」と表示されるようになり、Advancedの機能を使えるようになる。
Googleは今月2日、YouTubeの有料サービス「YouTube Music」と「YouTube Premium」のユーザー数がトライアルを含めて1億人を超えたことも発表している。
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