ニュース
さくらのクラウドを経産省が支援 「海外サービスに依存しない状況確保する」
さくらインターネットの「さくらのクラウド」が、経済産業省による「特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画」の認定を受けた。経産省は今後、同サービスの技術開発に関する人件費などを助成する。
さくらインターネットは2月20日、同社のクラウドサービス「さくらのクラウド」が、経済産業省による「特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画」の認定を受けたと発表した。経産省は今後、同サービスの技術開発に関する人件費などを助成する。
経産省は同プログラムを通し、計算資源の安定供給を図る事業者に対する支援を提供している。支援を受けるには、経産省に供給計画を提出し認定を受ける必要があり、すでに東京大学、ソフトバンクなどが認定を得ている。
さくらインターネットはすでにGPUクラウドサービスの提供を巡り認定を受けているが、「国内で重要情報を扱う事業者などが海外サービスに依存せずクラウドを安定的に利用できる状況を確保する」(同社)として、別途新たな認定を受けたという。
関連記事
- さくらのクラウドやSlackが“政府認定クラウドサービス”に登録 各省庁の調達対象に
政府が「さくらのクラウド」や「Slack」など14サービスを、クラウドサービスの認定制度「ISMAP」のリストに登録。政府調達の対象として認定した。 - さくら田中社長メールインタビュー 国産初ガバクラ入りの所感や、海外勢との戦い方は
“ガバクラ入り”を果たしたさくらインターネットは今後、どんな戦略で市場を攻略していく方針なのか。 - マイクロソフトの“ChatGPT基盤”、政府認定サービス入りか 早ければ8月末
日本マイクロソフトは、「Azure OpenAI Service」を、政府のクラウドサービス認定制度「ISMAP」に登録する方針だ。早ければ8月末にもISMAPのリストに入る見込みという。 - さくらインターネット、GPUクラウドのハイレゾと連携 互いの顧客にサービスを紹介
さくらインターネットが、GPUクラウド事業を手掛けるハイレゾ(東京都新宿区)との連携を発表した。各社の顧客に互いのサービスを紹介し合う体制を構築するという。 - AWSでもAzureでもなく“国産クラウド” 学内システムに採用した私大、選定の狙いは?
主流ともいえる海外産クラウドではなく、国産クラウドを新システムに採用した私大。選定の意図を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.